連合埼玉・第72回埼玉県中央メーデー開催

4月28日 大宮ソニックシティ鐘塚公園に於いて第72回埼玉県中央メーデーが約5100人の参加してJR大宮駅西口のソニックシティー前にある鐘塚公園で午前10時から開かれました。今年の集会は「世直し!怒りのメーデー」と題して行われ来賓として県副知事を始めとして民主党埼玉県連、参議院選に立候補している山根隆治県議らが顔をそろえた。挨拶にたった吉澤会長は「自公保政権は膨大な赤字を作りながら利益誘導のばらまきを繰り返している。比例は民主、選挙区は山根と書いて与野党を逆転させ、続く衆院選で政権交代を実現しよう」と参加者に呼びかけた。続いてメーデースローガンとメーデー宣言を拍手で採択し、閉会しました。県中央メーデーは例年、5月1日に開催されていたが、参加者が連続して休みを取れるようにとの配慮から、今年は同日を避けて開催された。

メーデースローガン

メーンスローガン
「雇用と生活の危機突破!働くものの力を結集し、政権交代で新しい政治を実現しよう!」

サブスローガン
・暮らしの安定・安心で消費拡大・景気回復をはかろう!
・賃上げ・時短、未解決組合の解決促進を!
・140万人の雇用創出。雇用拡大で失業をなくそう!
・安心の医療・年金・介護制度の確立を!
・金権腐敗政治を一掃しよう!
・参議院選挙に勝利して、自公保政権にNOを!

 

オープニング 和太鼓(ゼンセン同盟マツエツ労組)
アトラクション「タイムレンジャー」
挨拶する連合埼玉 吉沢会長
挨拶する埼玉県副知事

第72回メーデー宣言

 わたくしたちは本日、ここに21世紀最初の第72回埼玉県中央メーデーを迎えた。21世紀の最初の記念すべきメーデーは、1920年に始まったわが国のメーデー精神である労働者の権利の確立、労働運動の前進を引継ぎつつ「労働・環境・平和・人権」など、普遍的な地球人類の課題を基本にしてメーデーウィークという考え方のもと、開催日を変更した。
 そういう中で国民一人ひとりの怒りを総結集し、それを行動に移す場が、今年の「世直し!怒りのメーデー」である。

 今、われわれを取り巻く暮らしと雇用の環境は、危機的な状況にある。景気低迷の最大の要因は6割を占める個人消費の低迷にある。手取りの収入が減り続ける一方で、仕事がなくなるかも知れないという不安がますます拡大している。景気の先行きも定まらず、福祉や介護の将来像も不透明な中で生活を切りつめて将来に備えなければならない社会。国民の多くが、今後の生活に明るい見通しを持てない社会。
 こんな世の中にしたその最大の責任は、国民のくらしや雇用を省みず利権や腐敗にまみれてきた政治にある。このような国民の信頼を失った政治は、総理大臣の交代ぐらいでは、何も変わりはしない。
 今こそ自公保政権そのものに、幕引きを告げようではないか!

 われわれが望むのは、くらしと雇用を置き去りにした「構造改革」ではない。
 何もかも「市場」に任せればいいという政治でもない。くらしと雇用の不安が払拭され、将来への希望が持てること。その当たり前のことを実現することこそが、われわれが求める政治である。雇用と生活の危機突破へ、働くものの力を総結集し、政権交代で新しい政治を実現しよう!参議院選挙に勝利して、自公保政権に「NO!」の審判を下そう!

 今こそ、われわれの怒りを行動に移そう! 5月を「怒りの総行動月間」に、すべての勤労者は地域に出て行動を起こそう!  われわれの政治改革の闘いは、 今、ここからスタートする。
  以上、宣言する。

2001年4月28日

連合埼玉・第71回埼玉県中央メーデー